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鳥獣被害について
野生動物が増えすぎたことによって、人々の生活に大きな影響をもたらしています。中でも農林水産業の被害が深刻です。シカが草木を食べたり、イノシシが水田を荒らしたり。これは鳥獣被害と呼ばれ、農業を続けられなくなったり、里地里山の環境が荒れてしまう原因になったりしています。

野生動物
畑や水田、果樹園などでの農作物被害のうち約7割がシカ、イノシシ、サルによるものです。その他にもクマ、カラス、アライグマなど、さまざまな野生動物による被害が全国でおき、問題になっています。動物の種類や性質、守る農地にあわせて各地域で対策が行われています。

侵入防止柵
野生動物から農作物を守るには、“近づかせないこと”が大切。そのため壊れにくい金網で畑を囲い守る方法や、触ると電気が流れて近づけないようにする電気柵を設置して、農地に近づけない方法などがあります。どの柵も、こまめに点検し管理することが大切です。

箱わな
檻の中にエサを置いて動物をおびき寄せる箱型のわな。捕獲する動物に合わせて、さまざまな大きさのわながあります。中には最新のICT(情報通信技術)を使い、捕獲したことを教えてくれるものもあります。わな猟には免許が必要となります。

移動式解体処理車
野生動物を衛生的に解体処理することができる車です。捕まえた場所の近くで素早く処理できるため肉質が落ちにくくなります。この車を使うことで、ジビエ処理施設から遠い場所で捕まえた野生動物もジビエとして利用することが可能になります。

ジビエ処理施設
全国には、野生動物を食用に販売するために、保健所の営業許可を得て解体処理をする「ジビエ処理施設」があります。ハンターが捕まえた動物を持ち込み、その肉を安心して食べられるよう 衛生的に処理することで美味しいジビエになります。

レストラン
ジビエ料理は、フランスでは古くから高級で特別な料理として愛されています。日本でもシカやイノシシのお肉は古くから食べられており、江戸時代にはお店でも提供されていました。近年は、高タンパク・低脂質でヘルシーな食材として人気が高まり、全国にジビエ料理を提供するお店が増えています。

と体給餌
動物園や水族館では、と体給餌の取組が広まっています。と体給餌とは、捕獲した野生動物の肉を、毛や皮、骨が付いたまま低温加熱殺菌を行い、野生本来に近い状態で飼育動物に与える給餌方法のこと。環境エンリッチメントの考えのもと、自然に近い採食行動を再現する取組として実施されています。

行政機関
都道府県や市町村などの自治体は、ハンターや農家、地域の方々の協力のもと、鳥獣被害対策やジビエの利活用を進める様々な取組を行っています。

道の駅
地域の特産物などが集まる道の駅。その道の駅でもジビエを使ったハンバーガーやカレー、コロッケなど様々な料理が楽しめるほか、ソーセージなどの加工品や皮や角を使った雑貨などを販売している場所もあります。道の駅に行くときは、ぜひジビエを使った商品にも注目ください。
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